まごころ職人のまごこログ 003

天井埋め込み型エアコンの内部をみる

 最近Youtubeにアップロードされているルームツアー動画をよく見ます。広々とした敷地に広々とした平屋の建物。間取りと内装どちらもも贅沢に造られています。3人が横に並んでも歩けそうな廊下。ガラス掃除がしんどそうな巨大な窓など。素晴らしいですね。

 

 こんな広々とした家に暮らしたらきっと人生観が変わるでしょう。もっともこのような立派な家を買ってしまったら、家に帰る余裕が無いくらい働かなければならない羽目になるかもしれませんが。

 

 それはさておき業務用エアコンの中身がどうなっているかご存じでしょうか。ルームツアーのような見ごたえのある内容ではありませんが、簡単に画像を紹介したいと思います。

どこでも見かける業務用エアコン

天井埋め込み型エアコン,業務用,4方向タイプ

 こちらは街の至る所で見かける業務用エアコンです。近年のエアコンはデザインが洗練されていてお店の内装に溶け込みますし、上記画像のタイプは360度風が吹き出すタイプで満遍なく風が行き渡るようになっています。

 

 まずはこちらのエアコンを分解していきます。

天井埋め込み型エアコン,業務用,4方向タイプ,分解

洗浄前のエアコン

 室内の照明が抑えられているのではっきりと分かりませんが、ほこりが熱交換器にびっしりと付着しています。

業務用エアコン,熱交換器,内部,汚れ

 乾燥した部屋であればホコリが形を変えることはあまりありませんが、湿度の高い部屋のエアコンは上記画像のようにホコリが湿気を吸収し、まるでキノコのような形に変形します。

 

 この部屋の利用者は、このエアコン内部で作られた空気を吸っているわけです。一時的なら我慢できますが、常時この室内の空気を吸うと長期的には健康を害するおそれがあると思います。

洗浄後のエアコン

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 エアコンクリーニングをすると先程まであれだけ汚れていた熱交換器が元の輝きを取り戻しました。これできれいな空気が吹き出されると同時に熱交換効率の回復によって月々の電気代が節約される効果も出てきます。

 

 自分で買った家に自分で買ったエアコンを取り付けた場合、こまめにメンテナンスをされる方が多いです。しかしオフィスの賃借人やマンションの賃借人の場合、メンテナンスは大家に任せっきりになり、エアコンを汚し放題にしている部屋が非常に多くなっています。

 

 室内の空気が気になる方は一度建物の管理会社に問い合わせるなどされると良いかもしれません。